幼少期から小学校5年生まで

    出産の時、母を3日間苦しめていた私ですが、その後はすこぶる良い子だったようです。まったく夜泣きをせず、半年で断乳をしてからは、自分一人で静かに寝るようになり、一歳までには、一通りの言葉をしゃべり(母が言うには、家では親としゃべるが、外では黙って自分で遊んでいたと)、自分のことは自分でやるようになり(自分で着替えたりなどということのようです)、母には「あなたは1歳にして自立していた」とよく言われました!!

 子供のころは、好奇心旺盛で、とにかく外で遊ぶのが大好きなおてんば娘でした。中国で生活していた時、何不自由ない生活だったし、私の人生の中でもかなり幸福感に満ちた時期だったように記憶しています・・・夏休みはいつも祖母の家に遊びに行っては、裏庭に植わっている野菜や果物を当たり前のように食べていました(今思えば、農薬を使用せずに栽培した自然な味を体が覚えているせいで、日本に来てからは、野菜や果物を食べても野菜や果物の味があまりしないことにびっくりし、長い間、不思議に思っていました。後に、その原因がわかりましたが・・・子供だったから、仕方がありませんね(^^;)

 私たち一家は、まさにバブルの真っ盛りのある夏の終わりに祖母と一緒に日本に来ました。当時、私は小学5年生でしたが、日本語は当然わからないし、生活習慣の違いなどから最初は大きなストレスを感じていたように思います(^^;)

 それまでは、祖母が日本人であることは知っていましたが、自分が日本にいくなんて考えたこともありませんでした・・・祖母が病気がちになり、自分の寿命が長くないことを悟ったのか、亡くなったら日本の土に帰りたいとの思いが強かったため、日本帰国を進めていたようです。そこに私たち一家も計画に加わっていました。私は、日本へ渡航する1か月前に、知らされたような気がします・・・友達との別れなども子供の私にはピンときませんでした。それまで何も考えずに呑気に暮らしていたからでしょう(^^;
 
2018年02月01日 01:00