生霊

 グンダリーニを発現して後、日々の生活や仕事、様々な人々との交わり、様々な出来事を通して、多種多様な多次元的障害に遭遇しては、これが○○、あれが○○と、時間をかけながら、自分なりに整理、消化していった部分と、まだまだ認識が未熟のため、把握しきれていない部分とがある。

 

 どうやったら、多次元的障害に気づくかというと、私の場合、肉体的に気づく場合と、精神的・気分的に気づく場合がある。

 

 肉体的には、今までになかった症状や感覚(いつもと違う感覚、痛み、しびれ、頭の働きの低下、頭がぼんやりする、急に肩が重たくなる、足に何かが巻き付いているなど・・・)が突然現れたりしたときに、これはなんだろうかと思うのである。

 

 精神的・気分的に、急にイライラしたり、怒りっぽくなったり、落ち着きがなくなったり、言わなくてもよいようなことをポロっと言ってみたり・・・と普段の自分であれば、そう判断したり、感じたり、イライラしたりしないのに、急におかしな言動をとるときに、アナライズしてみるのである。

 

 今回は、「生霊」にフォーカスしてみたいと思う。

 

 高校の古典の授業で「源氏物語」を勉強していた時のこと。‛源氏の最初の正妻である「葵の上」が、六条御息所の嫉妬から出た「生霊」により命を奪われた‘というくだりがあるが、最初に読んだとき、何とも言えないおどろおどろしいものを感じた。目に見えないけれど、そういうものに対する当時の人々の感性にはなぜか共感できるものがあると思う一方で、現代の科学的な考え方に染まっていた私は、非科学的でうさんくさいわぁとも思っていた(^^;

 

 しかし、実は子供の頃から、私は身内の「生霊」の影響を受けていたようである・・・当時の私はそれを知る由もなく、時々右半身がしびれるなと感じることはあったが、気が付いたらしびれがなくなったりして、何度もそれを繰り返すうちに、さほど気にならなくなった。大学生になると、神経経路の勉強をしだしてからは、右半身のしびれの場合、どこに病巣があるのかを考えてみたが、一元的に説明できる原因を見つけることはできなかった。西洋医学的にどう考えてもうまく説明ができない。少なくとも二つ以上の病巣を考えないと説明ができない。原因がわからないから、私の右半身のしびれは、このまま一生付き合わなければいけないかしら?と思った時期もあった。

 

 主人に出会ってすぐの頃に、恐る恐る主人に聞いてみたところ、それは「身内の生霊」から来ているよと教えてくれた。「生霊」は顕在意識とネガティブな潜在意識のバランスが崩れた時に、本人の意識とは関係なしに出てくるものと教えてくれた。両親が子供を心配するあまり、「生霊」を出して子供を苦しめるケースはよく見受けられるとも教えてくれたが、私の場合もまさにそのケースであった・・・

 

 主人が「生霊」を対処してくれたおかげで、その後右半身のしびれを感じることはなくなった。私はこの時にはじめて西洋医学で説明も対処も出来ない多次元的障害があることを身をもって知ったのである。これがきっかけとなり、その後の私の目に見えない多次元的障害への探求が始まったのである…

 

 

2019年01月04日 07:10