グンダリーニ発現に至るまで その二

 主人に初めてヒーリングを受けた時、私はレイキでレベル1-3を受講し終えて3か月が経っていた。その頃はレイキを伝授してくれた人と頻繁にメールのやり取りをしていただけでなく、東京にあるクリアボイアンススクールにも通っていた。

 

 ほんの数か月の間だったにも関わらず、いつの間にか、それまでに経験したことのない、日常生活と符合しない形でのビジョンの侵入を自覚するようになった。つまり、私が何かに意識を向けたり、祈ったりなどの行為をしていなくても、無理やり私の中に侵入してくるような感じで、ビジョンが観えてきたということである。私の意志を無視されているようで、それが起こる度に、何とも言えない気持ち悪さを覚えた。しかし、困ったことに、自分が観ているものに対する判断がつかなかったので、どうしたらよいかのかがわからなくて途方にくれた。また、休息をとっても疲労感が取れず、自分は機能しない半病人のように感じられた。

 

 そんな時に、自分の身に起きたことを真剣に知りたいと思い、死に物狂いでネット検索した結果、当時の主人のHPにたどり着いた。主人のサイトを見つけた時、この人は「俯瞰できる認識力をもっている人」か「気違いで誇大妄想を抱いている人」かのどちらだろうと思った。記事の文面だけではその判断ができないから、直接会ってみて、どういう人かを判断したいと思い、連絡をとったのがきっかけで、カウンセリングとヒーリングを受けることになった。

 

 主人はヒーリングをする前に、スピ遍歴を含めた詳細なカウンセリングをしてくれた。カウンセリングが終わると、主人は私にヒーリングベッドの上に横たわるように指示した。それまで、私はレイキヒーリングしか受けたことがなくて、どんな感じでヒーリングをしてくれるのかなと興味津々で待っていると、主人は体に手を当てることもなく、チャクラと思しきところに手を当ててヒーリングをしてくれた。手から暖かいエネルギーが流れてきて、気持ちがよくなっていつの間にか眠っていた。気が付いたら、最初のヒーリングが終わっていた。

 

 ヒーリング後に、お茶をしながら、主人はヒーリングで何をしてくれたかを教えてくれた。

 まず、私の基底のチャクラに入っているネガティブパイピング(ネガパイ)を処理してくれたと。このパイピングはレイキを伝授してくれた方から出されていたネガパイで、そのパイピングを通して私のエネルギーが抜かれていたようだ。(どうりで疲れがとれないわけだと心の中でつぶやいた--;)また、ややこしいことに、その方のバックには「悪魔」が暗躍していた。当時の私は、「悪魔」が実在するマイナスのエネルギー存在という認識を持ち合わせていなくて、何となくどこかにいるよくない存在としか漠然と考えたことがなかった。しかし、その後から今に至るまで、私は「悪魔」の悪辣なしごきにあって、そのしつこさ、狡猾さ、強烈な悪意などをいやというほど思い知らされることになるが・・・それまでの私は「悪魔」に対して全く無知で、無防備であった。

 

 さらに悪いことに、私はクリアボイアンススクールでも「悪魔」に縁しており、その後しばらくの間、強烈なしごきにあった。例えば、私がお参りで高級神霊にアクセスしようとすると、眉間のチャクラに侵入し、女神様の姿を見せてくれたり、私がその時に欲しいなあと心で思っているものを見せてくれたりした。身内に成りすまして、揺さぶりをかけられたこともあった。例を挙げたらきりがないが、スピ系の初心者である当時の私には、かなり応えた。というのは、そういうものを見破る認識も方法も知らなかったからだ・・・

 

 当時の私には、「ネガティブパイピング」「悪魔」だけでも、聞き慣れないことが多くて衝撃がかなり強かったが・・・初回のヒーリングで主人はもう一つ大事なことをしてくれた。「私の魂の兄弟(過去生の自分)」のご引導である。この時に初めて‛魂の兄弟’なるものがあることを知ったことになるが・・具体的にどういう存在なのか・・・今までに自分で考えたこともなかったので、いきなり考えろと言われても、何も考えられなかった。

 

 他には、私が抱えていた「霊障」も対処してくれたようだ・・・未成仏のご先祖様のご引導である。

 

 上記のようなことをヒーリングの間に、主人が対処してくれたおかげで、ヒーリングが終わってから、私の総合波動が統合波動(極性を統合した13次元波動)にまでアップしたようである。当時の私は、今ほど敏感ではなかったので、正直言って、体が楽になった、すっきりした以外のことはあまりわからなかった・・・

 

 二回の正式なヒーリングで「グンダリ―二」が発現するが・・・そこに至るまでには、まだまだ長い道のりがあった。

 

 つづく・・・

2018年12月22日 07:10